独身者向け!年末調整 申告書の書き方
今年も、年末調整申請書類の提出の時期になってきましたね。
年に一度のことなので、毎年書き方を忘れてしまいます。。
特に、今年新卒一年目の方なんてちんぷんかんぷんではないでしょうか?
とはいえ、独身の方は、記入する項目は少なくて済むのではないでしょうか。
もし、どこに何を書けばいいか分からない方は参考にしていただけますと幸いです!
給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
独身の方は、記入箇所はページ上部のみです。
私の会社はすでに、「給与の支払者の名称(氏名)」〜「あなたの住所又は居所」まで印字してくれています。
※調べたところ、ここはほぼ全ての会社様は印字しているようです。
そのため、このページで必要なのは、このページ上部右側にある、
「世帯主の氏名」の記入
「あなたとの続柄」の記入
そして
「シャチハタ以外で捺印」すること
の3点のみです。
ちなみに一人暮らしの場合は、世帯主=自分の名前、続柄=本人 でOK
捺印は「あなたの氏名」欄のみでOK
また上部左側にある、「所轄税務署長等」これは別に書かなくてもOKです。
給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書
これは今年、令和2年から増えた書類ですが、まず書類の名前が長すぎて怖くなりますよね。。
とはいえ、独身の方は記入する項目は少ないです!安心してください!
このページで必要なのは、真ん中左側にある
「給与所得者の基礎控除申告書」
・(1)給与所得の「収入金額」
(手取りではなく、もらっている給料の総額を記入してください)
・「所得金額」
この計算は、この書類の裏面にある計算方法を参照してください。
給与の収入金額によって、計算方法が変わりますのでご自身の給与にあった計算をしてください。
・「あなたの本年度中の合計所得金額の見積額」
ここに計算した「所得金額」をそのまま記入してください。
・「判定」
例えば900万円以下(A)であれば、そこにレ点を入れる。
・「区分I」
ここにAと記入する。(900万円以下の場合)
・「基礎控除の額」
ここに「判定」に書いてある通り、480,000円と記入してください。(900万円以下の場合)
あとは、上部右上にある、「あなたの氏名」欄にシャチハタ以外で捺印してください。
このページは以上でOKです!
給与所得者の保険料控除申告書
このページに記入が必要な方は、ご自身で保険を契約している方のみです。
もし、何もご自身で保険の契約をしていない方は、このページ右上にある、「あなたの氏名」欄にシャチハタ以外で捺印してください。
以上です!
もし、保険に加入されている方は、下記参考にしてください!
まずは、おそらく10月末頃に届いているであろう、保険会社から届く、生命保険料控除の証明書を参照してください。
そこに、保険の種類、保険期間、一般申告額、等々の情報が書かれています。
さて、記入が必要な箇所は加入保険の内容によって違いますが、
私の場合は「生命保険料控除の「一般の生命保険料」と「介護医療保険料」」に記入します。
・「保険会社等の名称」
加入している保険会社の名前を記入して下さい。
・「保険等の種類」
・「保険期間又は年金支払期間」
・「保険等の契約書の氏名」
・「保険金等の受取人」
・「新・旧の区分」
・「あなたが本年中に支払った保険料等の金額」
生命保険料控除の証明書を参考にして記入して下さい。
・「(a)のうち新保険料等の金額の合計額」または「(a)のうち旧保険料等の金額の合計額」
ここには、「あなたが本年中に支払った保険料等の金額」をそのまま記入して下さい。
・「Aの金額をしたの計算式I(新保険料等用)に当てはめて計算した金額」
ここは、計算が必要です。
このページの左側下にある計算式をご確認ください。
人によって違いますので、ここはご自身で計算してください。
「介護医療保険料」に記入が必要な方もこの計算は同様です!
計算が終われば、その右にある「計(①+②)」にその金額をそのまま記入し、「イ」に金額を記入して下さい。
(新と旧保険料が2つある場合は、金額の大きい方を「イ」に記入して下さい。
・真ん中下にある「生命保険料控除額計(イ+ロ+ハ)」
計算して出た金額を足した額を記入して下さい。
記入は以上です!
終わりに
もし、独身で保険に加入していない方がいらっしゃいましたら、その方は殆ど記入する箇所はありません。
記入する場所が少なくて少し不安になるかもしれませんが、大丈夫です!独身者はそもそも記入箇所が少ないのです。
また、保険料の計算が少し面倒ですが、計算自体は簡単ですし、それ以外は、保険会社から届く、生命保険料控除の証明書を参照というか送られてきている書類をそのまま転記するイメージです。
この年末調整の申告書は本当に面倒ですが、書くポイントと、必要な書類さえ揃っていれば、数分で終わりますので、あまり後回しにせず、さっとやってしまいましょう!
それでは最後までお読みいただき有難うございました。